なかなかうまく行きません2012/04/30

AGS-1sに変わったN・Nアトラクス。
家で試したところ大丈夫だったので、いよいよ現地検証に出かけました。まずは、金曜日。
結果から言うと、うまく行かずに終わりました。
ステナビとAGS-1sがつながるとすぐに切れ、いろいろやっているとKssDXさえもつながらなくなりました。途中、SuperStarに切り替えても、すぐに切れるや、接続が確立できなくなり、またもや泣きたくなりました・・・。
がやがややっていると、ハブまで壊れました・・・。

土曜日、家で再現テスト。とりあえず、昨日のまま実験してみると再現するので、まずは一番あやしいAGS-1sと結ぶUSBケーブルを取り替えたところ、ウソ見たく快調に動くようになりました。最新の金メッキ・シールド付きというのを新調したけど、結局昔からある太めの短いケーブルがいいようです。
白いケーブル(1m)がOK。黒のケーブル(2m)がNG。
しばらくそのままにしても、ステナビとしっかり通信しています。昨日壊れたUSBハブは、端子が取れただけなので、半田付けして再生!よしゃー、これでいけるぞ!と土曜の夜を迎えました。

現地で、ステナビとつなげると、うまく行きます。でも、1時間後にはまた接続が切れるようになりました。こうなると、症状悪化で、必ず数分後には切れるようになります。tantanさんが言っていたのがこれか!と思い、SuperStarに切り替えると通信が安定していて切れることがなくなりました。ステナビだとどうしてだめなんでしょうね?どうも、電圧の変動に弱いんでしょうか?

さて、これで一安心。ED45でモザイク撮影を始めると、気づきました。どうも、ねらった場所に動いていない。正確に言うと、だいたいはそっち方面に動くのですが、どうも少な目。どうして気づいたかというと、モザイクなら端によるはずの星雲がどうしてか真ん中に居座っている。特に、赤経方向が不足みたい。これは、未だに原因不明だけど、考えられるのが2つ。まず、①赤道儀のバランスをしっかり取っていなかった。ED45が軽いので甘く見たが、そもそもεのバンドにED45を取り付けて、εは載せずに使っていたので、相当バランスが崩れていた。②モータードライブへの電源を今回同じところから取ったのがよくなかった。(SS2000PCだと、動き始める瞬間、電源が落ちることがあるので・・・)
もう一つ、大きな問題が・・・。ガイドが安定しない。改造の一番の目的がガイド精度の向上なのに、SS2000の方がいいなんてことあるんだろうか?これも、電源まわりに問題あるのか?バランスも?

ということで、モザイク不良。本当は、かなり広範囲に撮ったんですが、ボツでした。なんか、昔に返りたい感じ・・・。

三裂・干潟星雲周辺。この領域はまだまだ撮影機会があるでしょう(^_^;)

さそり座アンタレスよりも北に位置するIC4592

ちょうど、桜が満開でした。昨年は雨で桜と星景が撮れなかったので、満足!でした。

コメント

_ 天狼星 ― 2012/04/30 22:00

一番星さん
システムを変更すると、安定?するまで苦労しますよね。私もSS2000からNS-5000に変更したときは、晴れないこともありましたが半年くらいかかった気がします。早く復活されることを期待します!!

_ 電球 ― 2012/04/30 22:22

原因のひとつが、USBケーブルだったなんて、気がつきませんよね。
私もプリンター用で長いのを持っていますが、どうもこの規格には長さもかなり影響するようですね。
金メッキにしても、長さが同じだと違ったかもしれません。
無線のアンテナでも、ケーブルMコネクタが銀メッキと金メッキで銀メッキのほうが、良かったなんて有りますから・・・。
消費電力がどのくらいかわかりませんが、電源安定化回路でも間に挟むようでしょうか?

_ けんちゃ ― 2012/04/30 23:02

一番星さん、
 USBケーブルはやっぱり太くて短い方がいいですね。
パルスモータでバランスが悪くて導入位置が悪いときは、その前に脱調が起きていると思います。ガイド不良はEM500のとき赤緯で顕著に表れました。それこそ大きな赤道儀だからいいだろうという思いからでした。バランスの崩れはEM500では致命傷です。

一番星さんには無いと思いますが、仲間のAGSーNJPではパラメータの変更が必要でした。

そんな赤道儀でもすばらしい出来ですね!さすがです。

私は今、135mmレンズの画像処理する意欲が萎えてしまいました。

_ tantan ― 2012/05/01 15:23

一番星さん、苦戦されていますね。私もかなり苦しみました。

まず自動導入が上手くいかない時は、AGS-1sの内臓コンピュータに搭載されているマイコンのROMのギヤ比や減速タイミングの情報がUSBのトラブルをいじっているうちに書き換えられてしまうからです。特にステラナビが怪しいです。正しい数字を書き込みする必要があります。WindowsのコマンドかASCOM用のE-Zesuドライバーでできます。
問題はオートガイドが上手く行かない場合で、もっと根本的なデータが損なわれているようで、K-astecさんに送って再調整をお願いしないといけないようです。知人のぐりぐりさんの場合もRA方向がどんどん遅れていくという症状でしたから同じような気がします。K-astecさんに症状を伝えてみると良いと思います。

私は幸い1つ目の状態だけだったので、K-astecさんに聞いて自分で再入力しました。ステラナビをやめてUSBが安定してからデータが失われることは無いので生みの苦しみだと思いますけどね・・・

_ 一番星 ― 2012/05/02 21:32

天狼星さん、NS-5000の変更で大変だったんですね。知りませんでした。いきなり遠征しないで、家や庭で徹底的にシミュレーションするのが大切ですね!

_ 一番星 ― 2012/05/02 21:37

電球さん、そうなんです。電気屋で、一番太そうなUSBケーブルを買ったのですが、今のは外側にノイズ防止用のシートが挟んであるようで(図で想像の話ですが・・・)、中の芯の配線は細いのでしょう。安物のほうが、配線が太かったり・・・。そういう意味で、大手のパソコン製品はよくできてますね。USBでトラブったということはほとんどないですから。今までうまく行かなかったのが、ミードのDSI-Proと今回のAGS-1sです。もしかしたら、このスゴイハブなら、DSI-Proもハブを通して繋がるかな!なんて思っています。

_ 一番星 ― 2012/05/02 21:44

けんちゃさん、あの大型赤道儀でもバランスが崩れるとだめなんですね。びっくりです。SS2000PCは、エンコーダーを積んでいるようなものなので、中途半端な動きがなかったのでしょう。そういえば、GPDにつかっているDD-1のパルスモーターも、電圧が下がるとうまくガイドしてくれないよなあ~。ただ、バランスですが、Dec側は構造上うまく取れないですよね。どうしましょう。

_ 一番星 ― 2012/05/02 21:48

tantanさん、アドバイスありがとうございます。
tantanさんの記事で、USBのトラブルの際、内部の数字まで書き換えられたという話だったので、私も疑ったのですが、ここの部分は問題なかったようです。ただ、ガイド精度については不安なので、もしよければtantanさんと一緒に、私のNNアトラクスを比べる機会を作ってもらえるとうれしいです。今回撮られたひまわり銀河、すごいですね。これだけのポテンシャルを持った赤道儀にしたいです!

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